女バス 第一便 日本最南端のバス停を目指して

その5 ピンチを回避!?日本最南端の温泉へ

女バスリーダー、集落に差しかかるも撃沈!

 さて、上原の停留所からヒナイビーチ前、船浦と約30分の道程で大はしゃぎをし、運転手さんのガイドに合わせて縦横無尽に車窓を眺めていた私に、本日二回目のピンチが訪れる。そう、今になって酔ってきたのである。女バスのリーダーとしたことが、情けない…。

バスが停まっても立てそうにない。。。

これは初めての経験ですが、さすがにアノ難破船でかなりのダメージがあった模様。「うっ、やばい…。もう駄目だ」と感じた瞬間、西表島温泉の停留所に到着。バスは1日6本、ここを逃すと約1時間半のロスになるが、しかし、もう無理。しかもここでリバースすれば、バス全体に大迷惑がかかる。それは女バスとして避けたい切腹ものの粗相…。ということで、あえなく一時下車をすることに。でもこれが、不幸中の幸いといいましょうか、結果的には大成功。バスの旅は、急がず無理せずに!

私を救った西表島温泉

 西表島温泉とは日本最南端の温泉で、この停留所のまん前に建つ「パイヌマヤリゾート」というホテルの中にあり、もちろん立ち寄り利用も可。温泉の他に、外には水着着用で入ることができる温水プールも完備していて、西表島で人気のジャングルクルーズツアーやビーチで海水浴を楽しんだ人達が訪れるようだ。ガラス張りのホテルのロビーのソファーに倒れ込む私を、周りの観光客が怪訝な目で見ているけど、仕方ない。もうこれ以上体が立ち上がらないのよ…。

避難

でも冷静に考えてみると、今日は夕方までバスに乗って最終の船で石垣に戻る予定。宿泊の荷物も全て石垣の宿に預けてきたので、私の手元にはカメラとメモ帳と、いくばくかの現金(一番弱いお札3枚くらい)&カードのみ。だけど船…、そう船に乗らねば帰れないのよ!! もう無理だろう、私。この状態でバスには乗れるけど、船は無理、カンベンしてください!

その6へ続く